アマゾンってなんでこんなに安いの?「最安価」「即日・翌日配達」「配送料無料」のヒミツ!

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アマゾンってなんでこんなに安いの?

アマゾンでお買い物をしている時に、ふと疑問が浮かびました。

「アマゾンってなんでこんなに安くて、早くて、しかも送料無料なんだろう・・・」

ほとんどの商品が最安価で提供され、そこからさらに割引が適用されることもあります。
私はプライム会員なので、送料無料、即日・翌日配達が当たり前になっています。

でも配達には当然お金がかかりますし、世間では、返品や再配達もそこそこ多いと聞きます。(その代金もアマゾンが支払っています。)

「アマゾン、大丈夫?ちゃんと儲けてるの?」

と心配にすらなりました。

そこで、ネットだけでなくアマゾンの関連書籍を読みあさり、徹底的に調べました。
今回は、アマゾンが商品を安く、早く提供できる理由についてわかりやすく解説します!

巨大な倉庫

出典:https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1904/05/news041.html

アマゾンの最大の特徴は、各地に巨大な自社倉庫をもち、自社独自の物流網(仕入れ~販売までのルート)をもっていることです。

日本には、全国25か所にアマゾンの倉庫があります。
面積が公開されている倉庫だけでも、すべての面積を合計すると、約80万㎡以上になります。(2020年6月、Wikipediaより)
これはなんと、東京ドーム17個分以上になります。

倉庫があれば、大量に商品を仕入れ、在庫として置いておくことができます。
一度に大量に仕入れることにより、仕入れ価格を安くすることができるのです。「まとめ買い」ですね。(スケールメリットといいます。)

仕入れ価格が安い分、販売価格も安くなります。

出典:https://ascii.jp/elem/000/001/842/1842748/#eid1842805

倉庫内の在庫管理、運搬などは主にAIを備えたロボットが行い、人件費も削減されています。

楽天との違い

「楽天市場」と比較するとわかりやすいと思います。

楽天は自社倉庫も物流網ももっていません。
そのため、楽天は大量に安く仕入れることができず、注文があるたびに仕入れることになります。


そもそもアマゾンと楽天では、お客さんが商品を購入するしくみが違います。

楽天でお買い物するとき、私たちは「楽天を通して」、それぞれの商品を出品をしている「お店から」買っています。
楽天は、お店にネット上の「場所」を貸しているだけです。
そのため、楽天で種類の違う商品を注文した場合、それぞれのお店から発送する必要があるため、その分送料も高くつきます。

これに対してアマゾンでお買い物する場合、アマゾンがお店から仕入れた商品を、私たちは「アマゾンから」直接買っています。
種類の違う商品を一緒に注文した場合でも、同じ倉庫内にあるので、まとめて発送することができ、送料を安くできます。

流通システムも整っているので、注文を受けたらすぐに発送の準備にとりかかることができます。(ほぼ機械で自動化)
早く配達できるのも想像ができると思います。


もちろん、自社倉庫や物流網をもつと、設備投資や在庫管理などに相当の費用がかかります。

でもアマゾンは先に莫大なお金をかけてしまい、地盤を固めてしまったので、あとはその利点を使いまくるだけということですね。( ゚Д゚)恐ろしや・・・

さらに毎年莫大な設備投資を行い、拡大し続けているのです。

膨大なデータ

アマゾンは、市場の「でかさ」を生かして得たデータをフル活用して、在庫管理などに生かしています。

たとえば、どんな商品がよく売れているかというデータを分析して、次に売れそうな商品を予測し、その商品の在庫を増やします。

倉庫は巨大といっても限りがあるので、「売れやすそうな」商品を多く、「売れにくそうな」商品を少なくしていきます。
現代の商売において、データは非常に重要なのです。


さらに、アマゾンには他にもデータを集めるしくみがあります。

アマゾンは楽天と違って、商品を仕入れて直接販売しているということは上でも説明しましたね。
でも実は、アマゾンにも楽天のように「場所」を提供して、お店が出品する機能があります。

それが「マーケットプレイス」です。

お店はアマゾンの倉庫や物流網などを利用できるメリットがあるため、マーケットプレイスに「出店」します。
商品管理・注文対応から発送・返品対応までアマゾンにお任せできる「FBA」というサービスもあります。

出店するお店としては、アマゾンが自分の代わりに商品を売ってくれるので便利ですよね。
実際、メリットを感じて多くのお店が続々と出店しています。

自然とアマゾンには「どのお店の、どの商品が人気で、よく売れるのか」というデータがたまっていきます。

すると、アマゾンはその商品を自ら別で仕入れて、場合によってはマーケットプレイスのお店よりも安く売ってしまったりします!

そもそもアマゾンは自分で巨大な市場をもっているのに、マーケットプレイスのデータまで加わり、もっているデータの量では無敵状態です。

この膨大なデータを生かして、ムダなく、適切に商品を仕入れて販売していくことができるのです。( ゚Д゚)やはり恐ろしや・・・

「カスケード」による最安価仕入れ

安さのヒミツは、まだまだあります。

アマゾンは、日用品や本など、どこの業者でも中身に差がないものを仕入れるとき、複数の卸業者に同時に見積もりをかけます。
見積もりを比較し、最も安いところから順次買いとっていきます。

このしくみは「カスケード」と呼ばれています。

アマゾンはネット通販ですので、場所などにとらわれず、徹底的に「安さ」のみをつきつめて、あらゆる業者から仕入れていきます。

卸業者の営業などもむなしく、「お得意先」なんていう考え方もありません・・・。
カスケードをシステムで自動的に行うことで、瞬時に安く商品を仕入れることができています。

「予測出荷」による最速配達

早さのヒミツには、「予測出荷」というものがあります。

予測出荷とは、お客さんが次に何を買うかを予測し、買いそうな商品を注文がある前に箱詰め・準備しておき、ポチッと購入ボタンが押された瞬間に発送するというものです。

お客さんのこれまでの購買パターンや商品検索の履歴、カートの中身、返品実績、さらには「特定の品物にカーソルがどれほど長くとどまったか」などのデータから予測するそうです。Σ(・ω・ノ)ノ!

「時代はここまで来たか・・・」という感じですね。

実際、あるお客さんが数時間以内に注文する商品を予測することは、かなりの精度で可能なようです。
現代のデータ分析、恐るべし・・・!

赤字になってもいいカラクリ

ここまで読んできて、

「安くて早いのはいいけど、儲かってるの?」

という疑問をもった方もいるかもしれません。
たしかに、アマゾンのしくみはお客さんにとって都合が良すぎる気がします。

結論を言うと、実はアマゾンはショッピングでほとんど利益が出ていません!!

それどころか、赤字になる年もあったのです。(2014年度:約250億円の赤字)
でも、「安くて早い」を継続できているのです。
新規事業への莫大な投資も毎年行っています。

なぜそんなことができるのでしょうか?

実は、アマゾンには別の大きな収入源があるのです。

それが、「AWS」(アマゾン・ウェブ・サービス)です。
AWSは、企業向けのクラウドサービスです。

企業はパソコンを使用するときに、必ずどこかのサーバーに接続しています。
でも自社でサーバーをもつにはかなりのコストがかかります。
そこで企業はアマゾンにお金を払い、巨大なクラウドサーバーを提供してもらうことで、高性能のサーバーを安く使うことができます。

ざっくり例えると、一等地の高級オフィスを格安で借りられるようなものですね。(๑•ㅂ•)و✧


このAWSの利益は、アマゾン全体の利益の大半をカバーしています。
そのため、ショッピングの方で多少赤字が出ようが、痛くありません。

むしろ市場を拡大して、「アマゾンなら安くて早い」、「品ぞろえ豊富」といったイメージを定着させて、たくさん利用してもらった方がよいのです。

市場データもたくさんゲットできますしね。
得たデータは、さまざまな新規事業にも用いることができます。

とはいえ、利用する私たちお客から見ると、どんどん便利になるのでありがたいですね。

AWSについてもっと知りたい!

まとめ

以上、アマゾンでのお買い物が「安くて早い」理由について解説しました。

まとめると、

①巨大な倉庫、独自の流通網
②膨大なデータとテクノロジー
③「AWS」という収入源

これらを駆使して、他の会社にはできないサービスを実現していることがわかります。

ほぼ間違いなく、アマゾンはこれからも拡大し続けていきます。
空中に倉庫を浮かべて、ドローンで配達する計画も進めているようです。

ところでアマゾンは、お客さん第一という、「顧客至上主義」をかかげています。

「ほんとかよ~?」

と私もはじめは疑っていましたが、アマゾンについて調べれば調べるほど、「なるほど」と理解できました。
アマゾンは、これからも私たちにとって、ますます便利すぎて欠かせない存在になっていくでしょう。

今後も、アマゾンのサービスに目が離せません!◝(⁰▿⁰)◜✧

アマゾン公式サイトへ

参考図書:『amazon 世界最先端、最高の戦略』 成毛眞(ダイヤモンド社,2018)

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