【経営者】コミュニケーションは不要!?アマゾンから学ぶ”新常識”

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コミュニケーションは不要!?アマゾンから学ぶ”新常識”

「コミュニケーションは最悪だ」

これはアマゾンの創業者であるジェフ・ベゾスが放った言葉です。

一般的には、社会人はコミュニケーションが必要だと思われていますよね。
コミュニケーションによってメンバーが協調して組織がまとまったり、話し合いの中でアイデアが生まれたりすると思われています。

ではなぜビジネスで大成功を収めているアマゾンの創業者が、コミュニケーションは不要だと主張するのでしょうか?

アマゾンの”新常識”とも言える考え方について、わかりやすく解説します。

機能していない組織とは?

ベゾスは、「コミュニケーションが必要な組織は機能していない」とすら言います。

つまり、コミュニケーションなんかしなくても、うまく回るのが良い組織だということです。
もちろんゼロにはできないでしょうが、思い当たる節はあるのではないでしょうか?

日本のようなメンバーシップ型雇用が主流の社会では、協調性が重視されます。
結果、ついつい仕事に関係のないムダな会話や、メールや資料で済むようなムダな打合せなどをしてしまいます。

極端に言えば、これらは何も生み出していません。
(もちろん人同士のつながり、社内の雰囲気などは大事ですが、仕事中に時間を割いてする必要はあるでしょうか?)

メンバーシップ型雇用とジョブ型雇用

・メンバーシップ型の特徴
 ➡入ってから育てる(ゼネラリスト)、終身雇用、年功序列、転職が稀、
  役割・仕事が不明確、協調性が重視、日本で主流

・ジョブ型の特徴
 ➡スキルを見て採用(スペシャリスト)、成果主義、転職が活発、
  役割・仕事が明確、生産性や創造性が重視、アメリカで主流

ちなみに現在はコロナの影響もあり、日本でも経団連などでジョブ型雇用の導入が急速に検討されていますね。


また、「オフィスで働く人は11分に1回の頻度で上司や同僚から話しかけられている」というデータがあります。
確かにこれでは仕事に集中などできませんよね。

「コミュニケーションは必要」
「コミュニケーションは良いもの」

という素朴な固定観念を見直していく必要はありそうです。

ビジネスに協調性は不要

ベゾスは、ビジネスにおいては協調性など必要なく、個々が独自のアイデアを優先して行動するのが理想だと言います。

一般的な常識からすれば、

「そんなことしたら、組織がバラバラになってしまうのでは?」

と思ってしまいますよね。

しかし実は、ベゾスの考え方はかなり合理的だと言わざるをえません。
なぜなら、ビジネスが成功するために、組織全体としてまとまっている必要などないからです。

アマゾンは「まとまっていない」

これはアマゾンの会社を見れば分かります。

アマゾンでは通販、映画、音楽、クラウド、テクノロジーなどなど、各事業部門が独立しています。
それぞれの部門が独自のアイデアをもち、独立して動いているのです。
それぞれの部門が、お互い別の部門に対して興味ありません。

独自に動けるようにすれば、いちいち本部に決裁を通す必要がなくなります。
結果、意思決定がスムーズになり、素早い行動が可能になります。


これは各部門の中でも同じことです。

たしかに部門の大きな方針としてはまとまっている必要があるかもしれません。
しかし、例えばプロジェクトをおこす場合、各担当者が独自のアイデアをもって動けばよいのです。
そこに他のプロジェクト担当との協調など必要ないでしょう。
当然、企画会議(沈黙の会議)に耐えうるだけの内容は備えている必要はあるでしょうが。

アマゾンの「沈黙の会議」についてくわしく

アマゾンはコントロールする気がない

アマゾンは数えきれないほどの事業を抱えています。

しかも年々増え続けています。
最近では自動運転技術を誇るスタートアップ企業を買収しましたね(詳細はこちら)。
これからも事業は増え続けるでしょう。

こうした新規事業開拓の視点で考えたときに、各事業の独立性は有利に働きます。
事業立ち上げだけは本部が行い、あとは各事業に任せるというやり方ですね。
各事業部門が、それぞれ1つの企業のように活動しているというわけです。

よく考えると、ベゾスもいちいち把握してられませんよね。笑
各事業部門の1日の動きを把握するだけで1日が終わってしまいそうです。

コントロールしないことで、むしろ新しい事業へ次々と挑戦していけるというわけですね。

アマゾンから学べること

これまでアマゾンと創業者ジェフ・ベゾスについて話してきました。

「とはいえ、アマゾンは特別じゃないの?」

と疑念を持った方もいるかもしれません。

確かにアマゾンは従来の企業とは異なり、あらゆる面で常識を打ち破っています。
その規模も、もはや「帝国」と呼べるほどの巨大さです。

しかし、最初は小さな本のネット通販会社でした。
そこから15年で現在のような姿に急成長しました。

ここから学べるのは、従来の社会の常識に留まっていては、とうてい成功し続けることはできないということです。

個人レベルでも、今後は時代に合わせて、自分で判断していかなければなりません。
そして時には、協調性がジャマになるでしょう。

「ビジネスにコミュニケーションは必要か?」

模範解答はありません。
ただ、ベゾスの生み出した巨大な成功が目の前にあるだけです。

それでは。


【参考書籍】

成毛 眞 『amazon 世界最先端の戦略がわかる

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