AWSとは?知られざるアマゾンの「収入源」に迫る!

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AWSとは?知られざるアマゾンの「収入源」

「アマゾンといえば通販、ショッピング」

というイメージがありますよね。
たしかにアマゾンは世界最大規模のネット通販サイトを運営しています。
また、知ってる方も多いとおり、他にもアマゾンは映画、音楽、電子書籍など様々なサービスを展開しています。

しかし、あまり知られていませんが、「AWS」(アマゾン・ウェブ・サービス)というものがあります。
これは、一言でいうと、「企業向けのクラウドサービス」です。
世界190か国以上、もちろん日本でも利用されています。

具体的にどういうものなの?

では具体的に、AWSはどういうものなのでしょうか?

企業で働いている人がパソコンを使って仕事をするとき、必ずサーバーを利用しています。

財務会計システムや、顧客データベース、銀行の入出金データなど、すべてサーバーに接続して仕事をしています。

日本の企業の中には、自社でサーバーを構築し、管理しているところも多いでしょう。

しかし、それには大きなコストがかかりますし、リスクもあります。
もしサーバーがダウンして機能しなくなれば、事業が急にストップしてしまい、信用を失います。

AWSは、アマゾンが管理する巨大で高性能なサーバーを、安価で貸してくれるサービスです。
このため、企業は自分でサーバーを構築し、管理する必要性から解放されます。

アマゾンが巨額の投資をして運営しているクラウドサーバーのため、サーバーがダウンするリスクも考えなくてよいでしょう。
セキュリティ対策も万全です(少なくとも個々の企業より)。

リスクとコストを負って開発するより、高品質なサーバーを借りられる方がよさそうですよね。

AWSについて、なんとなく理解していただけたかと思います。

このAWS、実はさらにスゴいのです。
何がそんなにスゴいのでしょうか?
以下では順番に解説していきます。

アマゾンの「収入源」

実は、アマゾンの数あるサービスの中で、全体の利益のほとんどが、このAWSからきています。

「え?ショッピングは?」

と思われた方も多いはずです。
売上高」でいえば確かに、ショッピングが占める割合はアマゾンの中でダントツ1位です。

しかし、ショッピングではほとんど利益が出ておらず、むしろ赤字の年もあるのです!

考えてみれば、最安価で、送料無料で、即日翌日配達が可能で、返品が無料で・・・。
利益が出ないのもわかる気がします。

その裏側で、アマゾンの「儲け」である利益をたたき出しているのは、AWSなのです。
アマゾンの「収入源=AWS」といっても過言ではありません。

AWSは、「売上高」で見ればアマゾン全体の1割程度に満たないのですが、それでも最大の「収入源」になっているのです。

このAWSで得た利益をもとに、ショッピングや新規事業へどんどん投資しているわけです。

「安くて早い」

アマゾンでお買い物すると、「安くて早い」を実感できますよね。
これは、AWSでも同じです。

巨額のお金を使って、大量のサーバーを調達することでコストを下げ、価格を安くおさえることができています。(スケールメリット)
なんと、2006年のサービス開始から70回以上も値下げをしているそうです。

さらに、申し込みから15分程度で利用開始できます!
自社でパソコンに投資してサーバーを用意することを考えると、ありえない早さです。

AWSのような企業向けクラウドサービスは、IBM、Microsoft、Googleなど他社も行っています。

ですが、アマゾンの「安くて早い」サービスにかなわず、「AWS一強」状態です(業界シェア約40%)。

しかも、毎年約50%(前年比)の規模で売上高が拡大し続けています。( ゚Д゚)恐ろしや・・・

種類が豊富

AWSは「クラウドのデパート」と言われるほど、種類が豊富です。
日本では165種類を超えるサービスが利用可能です。

細かいものを含めれば、全世界で1000種類以上ものサービスをAWSで展開しています。
具体的には、以下のようなサービスが利用できます。

・コスト管理、労務手続きや給与計算などの人事システム
・ひとつのアプリで音声通話、動画通話、画像共有機能を利用、オンライン会議
・メール・カレンダーなどを安全・効率的に管理するシステム
・データ分析、画像解析による飲食店などの利用客分析
・AI、IoT、AR、VR、ブロックチェーンといった最先端分野
・農業における肥料の在庫管理システム、作物の成長段階の画像解析、環境の自動調整

ざっと見ただけでも、多種多様であることがわかりますね。
日々の実務を改善するものから、マーケティングに使えるデータ分析、AIなどの最先端分野まで、あらゆる分野をカバーしています。

顧客層がスゴい

AWS利用者の中には、海外ではマクドナルドやGE、Netflix、Airbnbなど、日本ではキリンビール、ファーストリテイリング(UNIQLO)、三菱UFJ銀行、毎日新聞社などの名だたる企業がいます。

しかしそれだけではなく、アメリカの政府機関も利用しているのです。
なんと、あのCIA(米中央情報局)、NASA(米航空宇宙局)が利用しています!

それだけ信頼されているということですね。
実際、セキュリティ面でも度重なるアップデートが行われ、高い安全性を実現しているようです。

まとめ

以上、AWSについて解説してきました。

ネット通販のイメージとは違い、収入源から見れば、もはやアマゾンは「クラウド会社」と呼べるかもしれません。

クラウドサービスは企業には欠かせない存在のため、今後も事業が拡大していくでしょう。
それも、圧倒的な「安さと早さ」で、競合他社を寄せ付けないほどのスピードで。

興味がある方は、ぜひAWS公式サイトへ!

参考図書:『amazon 世界最先端、最高の戦略』 成毛眞(ダイヤモンド社,2018)

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